――まずは、2社の出会いについて教えてください。
吉末社長 もともと当社は専任の社会保険労務士の先生に長くご担当いただいていたのですが、その方がご高齢になったことで引退されることになったんです。ちょうど当社的にも創業時と比べて会社の規模感も上がったこともあり、これを機に会社の成長に積極的にコミットいただける社労士の方を求めていました。そこで、パズルさんに相談したところ、中小企業サポートセンター様をご紹介いただいたんです。
宮本所長 大変光栄なお話でした。しかし、当社のどういった点を気に入っていただけたのでしょうか。
吉末社長 実はパズルさん以外の方からも社労士事務所を何件かご紹介いただいたんですが、どこもピンとこなくて。その点、宮本さんが所長を務めていらっしゃる中小企業サポートセンター様は、大阪をはじめ、東京や愛知にも事務所を構えられ人事や労務に関するコンサルティングを幅広く展開されていて、会社としての成長性が感じました。そういった法人であれば、会社の成長フェーズでそのつど出てくるいろんな質問にも応えてくれるだろうという期待感がありました。例えば、私たちのステージが上がってきても、ずっと同じ答えしか返ってこない方だと次第にズレが生じてしまうわけです。そういう意味でもステージの上昇に伴走してくださる方にお願いしたいと思っていました。
宮本所長 吉末社長が経営されるTMS様は、創業時と比べると今では売上高の規模は約10倍を誇る成長企業で、社員数も200名を超えられています。吉末社長がおっしゃる通り、企業成長に伴い社労士として対応すべき業務範囲が広がり、それに関連する法律知識も多岐に渡って必要になります。そういった点では、さまざまな企業規模のクライアント様をご支援している当所であれば、ご期待に応えられると思っています。
吉末社長 初めてお会いした時も宮本所長のオープンなお人柄や話しやすさもあり、その点でもいろいろご相談しやすいと感じたのも大きいです。
――実際にお付き合いが始まったものの、社員数200名以上を抱える成長企業様をご担当するとなると、宮本所長が関わられた作業も大変だったのではないでしょうか。
宮本所長 当社では企業様を理解する期間として、切り替えに必要な3か月間は報酬をいただかずに、その間にヒアリングや実地作業をさせていただいています。TMS様は社員数にしても売上高にしても上位クラスの会社様なので、その期間内でできるか多少の心配はありましたが、いろいろご協力いただけたことでスムーズに行えました。
吉末社長 やはり企業によって色々違うんですか?
宮本所長 人事労務に関する法律は当然同じですが、それぞれの企業様には独自性があります。法律を遵守しつつ企業を成長させていく方法は、10社あれば10通りのやり方があるのでかなり違いが出てきます。それをどこまで短期間で理解できるかが一番難しいところです。私たちの仕事はネットを通じてご依頼がくることはほぼなく、ご紹介が100%なので、その点でもきちんと期待に応えたいと思っています。
吉末社長 宮本さんは最初にお会いした時から当社の問題点を汲み取っていただき、いろいろご指摘してくださったこともよかったです。
――TMS様が中小企業サポートセンター様へ移管されたのが2023年8月と伺っていますが、その後の変化や成果はありましたか?
吉末社長 最初に就業規則をご相談させていただきました。ほかにも、私たちの中でこれまで常識だと思っていて認識不足だった点をご指摘いただいたり、会社をアップデートさせる上で変更すべきところをアドバイスいただいたりと、方向性を導いていただいています。コンプライアンスはかなりよくなったと思います。
宮本所長 私自身は以前に大阪中央労働基準監督署で労働相談員として勤務していたこともあり、労働基準法など法律にも明るいので、その点も大きな強みではあります。
吉末社長 通常の社労士の方だと業務範疇外のことでも宮本さんは積極的に何でも答えてくださるので助かっています。提案力の高さといいますか、王道の実例はもちろん、いろいろな例を話してくださるので、こちらとしてはいくつかある選択肢の中から決断することができます。また、DXに関してもお詳しいので、今回宮本さんからのご提案で、労務管理などのクラウドシステムも導入しました。能動的に関わって会社の成長について同じ目線で考えてくれる社労士さんはなかなかいらっしゃらないだけに、本当によい先生に出会えたと思っています。
宮本所長 まだお付き合いが始まって一年に満たないですから、2期、3期と重ねることで今後もよりよいご提案ができるよう、我々も頑張ります!
吉末社長 今回、新たに社労士事務所を切り替えてよかったと実感するのは、変えたことで企業の労務管理などがメンテナンスできるということ。ずっと当たり前にやってきたことに第三者の目が入ることで気付くことが多く、違う情報が入ることで企業にとっても有益になるので今後の企業成長にも繋がると感じます。
――今後もよいご縁が続きそうです。お二人にとって関西活性化プロジェクトはどのような存在ですか?
吉末社長 当社の場合は何か困り事があった時や相談したい時に、その用途に応じた企業様などをご紹介していただけるという頼りになる存在です。関西活性化プロジェクトは経営者自身や事業内容を深く理解した上で、的確にアテンドしてくださるので絶大な信頼を寄せています。
宮本所長 私も同感で、一緒にお仕事をしたいと思える企業様とうまくマッチングしてくださることに安心感があります。ほかの企業マッチングをされているところなどは入会してもそのまま特に何のフォローもないところが多い中、関西活性化プロジェクトはさまざまな企業様と知り合う機会を設けてくださるなど、フォローも手厚いのがいいです。
――関西活性化プロジェクトをどのような企業に紹介したいですか。
宮本所長 関西の幅広い業種の企業様が参加されているので、新しい出会いや情報を求めていらっしゃる方には大変刺激になると思います。
吉末社長 まさにその通りで、これからビジネスを成長させたい企業など、新たな出会いを求めている会社はぜひ参加されるのをおすすめします。それぞれの企業の特長を踏まえて、よいマッチングをしてくださいますから、その点は大いに信頼してください。