対談〜こうしてビジネスが生まれた〜

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運動習慣×社内活性化を実現するサービスを導入。ユーザーとメーカーの枠を飛び越え、深い絆を築く。

運動習慣×社内活性化を実現するサービスを導入。ユーザーとメーカーの枠を飛び越え、深い絆を築く。

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メンバー Member

株式会社デジタルブロックス
代表取締役 山口 亮

「高い技術力」×「人間力」を強みに、システム開発事業を展開。社員が働きやすい環境作りが大切とする理念を貫き、「IT企業従業員満足度NO.1(ゼネラルリサーチ調べ)」などに選ばれている。学生時代、バレーボールに打ち込んだ経験を持ち、スポーツや運動を取り入れる「健康経営」にも力を注ぐ。

株式会社アジャイルウェア
代表取締役CEO 川端 光義

プロジェクト管理ツール「Lychee Redmine」、運動継続とともに社員交流を促進する「KIWI GO」といった自社サービスの開発・提供や、アジャイル開発によるシステム構築事業などを展開。趣味はゴルフ、ランニング、バドミントン。社内でバドミントンサークルを作り、汗を流している。

──2社の出会いについて教えてください。

川端社長 当社ではプロジェクト管理ツール「Lychee Redmine(ライチレッドマイン)」を始めとしたシステム開発をしています。デジタルブロックスさんとはツール導入の提案や、システム開発をしている会社同士でご縁ができればと、パズルさんにご紹介をいただきました。

山口社長 10年くらい前にお会いしたことはあったのですが、その時は、ご挨拶程度で終わっており、パズルさんよりご紹介頂いた時に、「あ、川端さんだ」と、ご縁を感じました。システムを入れ替えた時期で、「Lychee Redmine」の導入には至らなかったのですが・・・。

──そのご縁が、社員の健康や交流を促進する「KIWI GO(キウイゴー)」の導入につながるんですね。当時、どんな課題を抱えておられたのですか?

山口社長 経済産業省が提唱する「健康経営」を取り入れ、全国健康保険協会大阪支部から「健康経営宣言の証」をいただくなど、運動と健康を会社として推進していました。ただ、もっとエッジの効いた手法などはないかなと模索していた頃にコロナ禍が襲ったのです。リモートワークが増え、体を動かす機会が減り「血圧の上昇」「肥満」など従業員の体調に異変が起こり始めました。

そこで運動習慣を付けるために、「1kg痩せたら3,000円、優勝したら1kg5,000円の賞金を出す」という減量企画を実施。30人集まり、29人が減量に成功しました。しかし、体重を公開する必要があるので特に女性社員受けが悪かったことと、痩身の従業員からすれば不平等に感じてしまうという課題があり、2回目はできませんでしたね。

──課題に対し、どんな提案をされましたか?

川端社長 体重ではなく個人の「運動量」に基づいた公平なサービス「KIWI GO(キウイゴー)」をご提案しました。このサービスはコロナで太ってしまった私自身の課題が、発想の起点です。「働くすべての人が運動できる世の中に」をミッションに掲げて開発しています。腕に装着するスマートバンドで歩数と心拍数を計測、ウォーキングや筋トレといった運動を「見える化」し、成果に応じてポイントが付与されます。ポイントはギフト券などの「ごほうび」に交換できます。提案したのはリリース初期の頃で、その後社内サークルが作れる「ギルド」という機能を付け加えるなど、常にバージョンアップを重ねています。

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──「フェア」を求めている課題に対し、ドンピシャのサービスだったんですね。導入後に起こった「社内の変化」をぜひ教えてください!

山口社長 みんながスマートバンドを付け、スマホのアプリで運動量を確認しあえるので、共通の話題に事欠かないですね。特に最近では社内でウォーキングの歩数のランキング機能が付いたので、「自分が社内で第何位か?」がわかるようになりました。すると「これだけ歩いたよ」「私も頑張らないと!」と、お互いに刺激になるので、社内が盛り上がっています。たとえば「社内1位になるには、何が足りないのか?」をみんなで共有し、社員たちがランキング上位を目指すようになりました。ちなみに、「誰が何位か匿名」だった時期は、私がずっと1位だったのですが、名前が表示されるようになってから、順位が下がる結果に(笑)。やはり、競争を取り入れた方が研鑽しあえるので、みんなのモチベーションがあがりますね。

運動習慣が根付いたり、ウォーキングをしたりする以外のところでも、「こんなスポーツをしています」など共通の話に花が咲くなど、社内コミュニケーションの活発化にも役立っています。コミュニケーションと言えば「ギルド」も、同じ趣味を持つ者同士が集まる面白い機能ですね。先日私がテニスのイベントを企画すると、15人くらいの有志が集まりました。その場が盛り上がるだけでなく、コメントで参加者もそれ以外の社員も様子を閲覧できるので、交流が広がって深まりますね。あとは体を動かすスポーツ以外でもeスポーツなどの企画が立ち上がったりしています。ただ、最近はちょっと「ギルド」の活動が少なくなってきました。

川端社長 当社も「ギルド」が停滞する時期があり、支援する社内制度をスタートしました。「ギルド発信でイベントが立ち上がり3名以上が参加する」といった条件をクリアすれば、交流にかかる経費を支給し、部費のように使える仕組みです。「趣味を会社の経費で楽しめる」とあって、活用するメンバーが増えました。フットサルや、スキー・スノボ合宿などが自発的に生まれています。また、スポーツだけではなく、「芸術鑑賞」なども支援対象です。

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──健康促進や社内活性化に、とても役立っているんですね。他にも感じたメリットやエピソードはありますか?

山口社長 採用のときに役立っています。特に新卒採用で「全員スマートバンドを付けて、健康を実践してる」という話は学生たちの気持ちに刺さるようで、びっくりされますね。エピソードとしては、卓球大会を開催したとき、新卒採用の社員も「参加したいです」と言ってくれて、一緒にプレイを楽しみました。その後の飲み会でも卓球の話で盛り上がり、新人と先輩社員の交流が深まりましたよ。

川端社長 KIWI GOを使い込んでいただき、お役立ちできていると聞いて、嬉しい気持ちです。ポジティブなフィードバックは、すぐに取り入れてサービス改善しています。たとえば当初、獲得したポイントはあらかじめ決まっている物品への交換だけだったのですが、「コインで受け取って欲しいごほうびにする」という機能は、山口さんのアイデアを形にしました。

サポート体制はお客様と定期的に打ち合わせをして、困りごとなどをヒアリング。効果的な運用方法をご提案したり、インターフェイスの改善には、なるべく早く対応しています。現在、2週間に1回くらいのペースでバージョンアップを行なうアジャイル開発体制で、常にお客様の声を取り入れた改善とサービス向上に注力しています。導入効果がわかるよう、運動量を集計したレポートも定期的に提出しています。

山口社長 コインを集めるのは楽しいですよ。私も社員たちもハマっています(笑)。

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──関西活性化プロジェクトの良さや、加入した感想などを聞かせてください。

川端社長 「貴重な出会い」を提供してくれるのが魅力ですね。関西でITをやっている会社は、そこまで多くないので顔見知りになることは多いのですが、深い関係を構築するほど仲良くなることは少ないのが実情です。関西活性化プロジェクトは、気軽に交流できる場を設けてくれるので、心地良いですね。

山口社長 加入して2年ほど経ちますが、関西活性化プロジェクトの良さは「ビジネスだけ」にとどまらないことですね。特に東京のWeb関連の団体の場合、仕事の話だけになることが多いイメージです。関西活性化プロジェクトは飲み会などで人間関係ができてから、仕事の話になるので、私は好きですね。

──どのような会社に、関西活性化プロジェクトをオススメしたいですか?

川端社長 他にも色々な団体に所属しているのですが、比較すると関西活性化プロジェクトの特徴は「気軽に飲み会で知り合う」「カジュアルな出会い」だと思います。ですので「徐々に人間関係を深めながら、ビジネスにつなげたい」というマインドの会社や、経営者に向いていると思いますよ。あとは、「関西が好きで盛り上げたい」という方にピッタリですね。

山口社長 私も様々な団体に所属しているのですが、「関西が好き」「人間関係を大切にしたい」タイプなので、川端さんと同じ意見ですね。関西活性化プロジェクトは、経営者自身や事業内容を的確に把握した上で「精度の高い紹介」をしてくださるのが嬉しいです。出会いに「量より質」を求めている会社や経営者に向いているのではないでしょうか。

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