前職の学び
松本隆博 |
大知社長は、元、光通信に勤めていたとお聞きしましたが、僕も光通信には知り合いが数名いて会社の事も良く知っています。 まぁ・・・。 なかなか厳しい、根性無いと続かない会社のイメージですよね。社長は一見、おっとりした感じの物腰静かなやさしい好青年といった感じですが、トップ営業マンだったんですよね? |
大知社長 |
はい。上司が好きで、上司の成績を上げたくてがんばったらどんどん成績があがっていきました。 |
松本隆博 |
“頑張ってる人、お世話になった人を誠心誠意応援する”と言った心意気を感じますね。 |
大知社長 |
自信がつきすぎて、自分でできない事はないと錯覚してしまった時期もありました。 その後、部署移動になって、今までの営業ばっかりしてきた頃と違い、新規事業の立ち上げ、出資案件を取り扱う等の仕事に代わった時今まで物を売ることしかしてなかった自分は、何もわからなく、「相手が何言ってるのかちんぷんかんぷんで・・」 天狗になってた鼻を折られました。 そのとき、素直に受け入れることができ、また勉強しようという気持ちになれたんです。 |
松本隆博 |
人は、自信過剰というか天狗になり、自分でできない事はないと錯覚してしまい、「俺、天才!」みたくなってきますよね。 僕も経験したことあります(笑)。 で、そういったところには落とし穴があります、ただ、大知社長の場合は、天狗になって終わりではなく、それからが始まりだったんですね。 「素直に自分を見つめなおして勉強しよう」と思ったといい、そこがすごいところやと思います。 |
大知社長 |
付き合う人たちも、変わってきて、ベンチャー企業の社長などにご飯をつれていってもらったり、勉強させてもらえるようになってきたんです。ベンチャー企業の社長たちは、目がキラキラしていて、それに憧れるようになりました。 きっかけは、あるベンチャー企業を立ち上げた社長が、すごく普通で頼りない人(決断力もなくリーダーシップもない)だったんです。こんな人でもできるんだということから、自分もやりたいという気持ちに変わっていきました。自分はすごく臆病なタイプの人間なので、思い切った決断ができなかったんですがふっと口に出すと周りが応援してくれました。周りに後押しされて、社長になる決断ができたんです。 |
松本隆博 |
引きのマネージメントの社長と押しのマネージメントの社長がいてますもんね。 |
社員への想い
大知社長 |
28歳になった誕生日に独立をしました。1年ぐらいしてから、やっと、会社をやっていると思えるようになってきましたね。見える利益しか追わないので大きくなれないんです。会社は、大きくならないと社員が思った瞬間からフラストレーションがたまっていくのでそれではいけないと考えました。 |
松本隆博 |
HP見ても、社員のことを考えたり、社会貢献のことを話したり、会社の理屈がわかっている人ですね。それを継続するのは難しいですね。 |
大知社長 |
1年ぐらいはそういう事もわかっていなかったんです。だんだんだんだん社会貢献や理念、哲学、信念で繋がっていないといけないと思えるようになりました。 独立のきっかけが単純だったので、目標や夢がなかったんです。このままやってても意味がない。うちの会社は何を目指すべきなのか真剣に考えて、考えついたのが、そこでした。お金を目的にすると心がついてこない。お金が最終目的になるとバランスを崩してしまう。その向こう側に強い信念が必要なんです。 今は雇用の拡大と雇用の継続を大切にしています。何よりも社会貢献だと思っているので。消費税、所得税を払って。わかりやすい社会貢献の形。会社を発展し続けることが社会貢献に繋がるんです。 今は設立10年で100億円をみんなで目標にしている。 皆に給料を支払えている事と、うちの会社に来てよかったって言ってもらえる事がうれしい。自己満足の世界ですが。 |
松本隆博 |
若いのに・・・なかなかこの言葉は出ませんよ。 |
大知社長 |
社員の裏側には家族がいてます。そこまで見ていく義務、責任が絶対あるんです。その思いに腹の底から共感できる人が社員に来てほしいですね。 設立してから1年がかりでそれが身について、見つけることができた。その思いは底なしに強くなっていってます。 |
今後の目標
大知社長 |
今の範囲を大きくしていくのと、新しい事もどこかのタイミングで始めないといけないと考えています。そのためには、今できることを地道にやっていかないといけない。来るべきチャンスのために、足腰を強くしていきたいですね。 これから独立支援と在宅ワーカー支援にチャレンジしたいです。普通で臆病なヤツがいかに勇気が持てるか。そういう人の背中を松本さんに押してほしい!人間は小さな成功で大きく変わる事ができるんです。関西にエンジンを持たせて、もっともっと活性していかないと。 やる気があるけど、どうしていいかわからない人をサポートしたいんです。 |
松本隆博 |
子供の頃に人脈は大事と親から言われていましたが、大人になってからその大切さがわかりました。若い子はなかなか気づけないですからね。 そういった大切な事を今の若い人たちに気づいていってもらいたいと僕も同感です。 |
大知社長 |
本当に独立支援、在宅ワーク支援をやりたい。もしよろしければ、松本さんもご一緒に。 |
松本隆博 |
できる限り、応援させていただきます。 |
あとがき
若いスタッフさんが多くいらっしゃるとのことでスタッフさんとも少しお話させてもらいました! 皆さん、いろいろな夢を持っていて目をキラキラさせていたのがとっても印象的! 若い人たちを応援したい!という大知社長の元だからこそこんなに生き生きとしたスタッフさんが集まるんでしょうね! 今日はありがとうございました。 |