マッチングのきっかけ
松本 隆博
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お二人は面識はいつからですか? |
石尾社長
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今年の5月頃ですかね? |
伊藤社長
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関西活性化プロジェクトでご紹介いただいて、商品をお披露目する感じでお伺いしたら 商品を気に入っていただいて、すぐに話が進んで。 |
松本 隆博
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僕も以前から伊藤社長の商品には興味があって、前対談させて頂いた時も、アンティークのようで新しくて、デザインもとても凝ってたおられた印象が強くあります。それでもって、石尾社長のお会社の商品は誕生石なので、今までにないような商品というのがよかったのかなぁって、思いました。 |
石尾社長
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そうなんですよ。一般の人からすると、ジュエリーもアクセサリーも装飾品として一括りにされるんですけど、実際は、棲み分けしてるところが多くて、一緒に売ってるところは少ないんですよね。 だから新しい挑戦ですよ!私も松本さん同様、デザインがとても気に入りましたし商品の説明も一生懸命してくれたんです。 |
松本 隆博
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そうなんですよ!一見見た感じクールなんだろうて思うけど話出したらコテコテの大阪商人ですから!また伊藤社長の商品の説明って奥が深いんですよね。 |
伊藤社長
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あ、ありがとうございます笑。商品の全てを知っていただいた上で購入していただきたいと思っておりますのでついつい力が入ってしまいます。 |
お客様との繋がりを第一に考えるネットショップ
松本 隆博
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以前に石尾社長とお話して心に残っていたのが、石尾社長のネットショップ”HAPPY GIFT”は結婚、プロポーズであったりとかのイメージなので、アクセサリー全般までは広げてないイメージがありますよね。 前の対談時の話で、男性がプロポーズ用に商品を購入し、それがプロポーズの日に間に合わなくなる位、納期が遅れて、石尾社長が新幹線で広島まで行って商品を届けたというお話が印象に残っています。 |
伊藤社長
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えっ?そのためだけに、行ったんですか!すごいですね! |
石尾社長
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はい!お客様も喜んでくれてよかったです。ちなみにプロポーズも見事OKだったと後日聞きましたよ! |
伊藤社長
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いやあ、それは感動する話ですね。それは石尾社長のオーラとか人柄もあるんでしょうね。僕もWEBショップやっているんですけど、顔が見えないというのは怖くて不安な部分もありますけど、実際会えると、ファンになったりするんでしょうね。 |
石尾社長
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お客様とのつながりを重要視しないと生き残っていけないですよね。 最初は、時間を省くためにむしろ人との関わりを減らしていたんですけど、そういう時代じゃなくなってきてますよね。 メールも電話も対面してるつもりでやらないと、お客様はついてきてくれないんです。 |
松本 隆博
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そういう意味で伊藤社長の商品いいですよね。お客さまに堂々とキッチリ説明できる商品ですからね。 |
伊藤社長
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そうなんです!実際石尾社長がHPに載せてくれる時に、僕の写真やら想いやら、載せてくれて。 そこまで話を詰めてたわけじゃなかったのでびっくりしました。やっぱり普通のネットショップさんとは違うなって。すごく自分の商品を温かく売ってくれるお店なんだなと思いました。 見て僕、震えましたよ!! とくに石尾社長はプロポーズとか大切な日のプレゼントを買うショップなので、もっと気を配られていますね。 |
石尾社長
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今後はですね。お二人で一緒に選んでもらうというのもやってほしいなと思ってて。今までは男性がサプライズで購入するのが多かったんですけど、これからはWEBカタログで金額を載せずに作って彼女に選んでもらえるようなサービスを考えています。 |
伊藤社長
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男性がいいなと思うのと、女性がいいなと思うのと違いますからね。 女性の意見を聞くっていうのはすごく大切ですよね。卸したお店にも意見聞かせてもらったりしてますし。 |
松本 隆博
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共同制作とかもありですよね。誕生石を組み合わせたり。 |
伊藤社長
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知識はあるんで、できますよ!やっぱ誕生石って、廃らないですよね。 景気の流れとかにも左右されないですよね。そこに絞り込んでるんで、いいところに目をつけてらっしゃるなと思いました。 |
taxiに込める、デザイナー伊藤隆の想い
松本 隆博
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UNDER TAXIのブランドもトレンドないですよね?そういうのに左右されないブランドですよね。 |
伊藤社長
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そうですね。だから市場調査とかあえてあんまりしないんです。潜在意識的に似たデザインを作ってしまったりするんで。 |
松本 隆博
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デザイナーってもっと寡黙なイメージですけど、伊藤社長はほんとよくしゃべりますよね 笑 |
伊藤社長
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それ、よく言われます 笑 デザイナーは職人気質なので、しゃべるのが苦手な人は多いと思います。 でも、どういう想いで作ったのかは、表に出さないと伝わらないんです。それを表現できないと売れない時代になってきているんです。 一つ商品を売るのに手間がかかる時代になってきたんですよね。でも、手間と思わずにサービスと思うようにしないと。目に見えない時間がたくさんかかっているんです。 物を売る時代は終わったんですよね。事を売らないと。どんなものでも作ろうと思えば、海外で安く作れるんですよね。他にないものを作ろうと思ったら事なんですよね。 日本が誇れるのって、作法であって、所作であって、過程なんですよね。 |
石尾社長
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伊藤社長は、これだけ語ってくれるので、どんどんそういう想いを出していきたいなと思います。それにまつわるストーリーを出していきたいです。 |
伊藤社長
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僕らも百貨店とかで期間限定で店出したりするんですけど、その時に僕も店頭に行くんです。そしたらお客さん喜んでくれるんです。デザイナーに会えるっていう事で。 デザイナー自身が売れるように話せるようになるのがルールですよね。それを卸し先に伝えて、販売員の方にもお客様により近いところまで届けたいですよね。 |
松本 隆博
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共同制作とかもありですよね。誕生石を組み合わせたり。 |
男性と女性 プレゼントで最も大切な事は?
石尾社長
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男性は効率重視で手間を省きたがるけど、女性がやっている会社ということで、手間はかかるけどお客様が求めているモノを拾っていく事を大切にしています。女性ならではの気配りとか。 |
伊藤社長
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確かに男性は効率よく仕事してしまいますからね。 |
石尾社長
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やっぱりお客様に喜んでほしいので。 |
松本 隆博
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そうですよね!女性は花火大会にこだわったりしますよね。行く時間とかじゃなくて、一緒に行くという思い出をためていきたいんですよね。でも、男性は、「いいやん。去年も行ったし」とか思ってしまうんですよね。lあ、一般論としてですよ 汗 |
伊藤社長
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昔から女性もののデザインを考えているので、僕自身も中性的なんですよね。女性の気持ちもわかるんです。 |
石尾社長
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価値を生み出すところが違うんでしょうね。 |
伊藤社長
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それが演出であったりするんですよね。指輪の値段が高い安いじゃないんですよね。そこに到達するまでの演出が大切ですよね。 |
石尾社長
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ラッピングサービスにも力入れてるんですけど、ラッピングを開く前に、彼女が喜んで泣いてくれたりするみたいなんです。私のためにこんなんしてくれて~っていう想いですよね。そういうお客さんの話聞くとキュンってしますよね。ますます頑張ろうと思います。 |
アクセサリーとジュエリーの融合 次の展開に向けて!
松本 隆博
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ブライダルのジュエリーで繋がったお客様を継続的に生活シーンで提案していく、というのもあっていいと思いますよ。継続商品の一つとして、UNDERTAXIのようなアクセサリーで提案する。 |
石尾社長
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そうですね!そのほうがバリエーションも広がりますし、なによりお客様と長いお付き合いができる事のほうが嬉しいです。 |
伊藤社長
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そうやっていただけると嬉しいですね。逆に僕らはジュエリーとか記念日を意識するサービスに弱いので僕的にも新しい挑戦になっているので今後が楽しみです。 |
松本 隆博
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そうね。見てみたいね。ジュエリーとアクセサリーの融合みたいな。 |
伊藤社長
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オケージョンという業界。結局TPOのO、”オケージョン(場合)” 結婚式の2次会であったり、入学式、卒業式の記念日に特化した洋服とか。 大手のセレクトショップがやりだしているんです。 こんな時代でも安定しているんです。 そういうのがあんまりないんですよね。 結婚式の2次会のドレスを買に行くってなった時に、意外とお店が浮かんでこないんですよね。そういう目的買いするお客様を意識した動きが出てきているんです。ウインドウショッピングではなく、いついつに使うドレスが欲しい!というお客様を大切に。シーズン性も意識せず効率もいいですし。そこに注目してとっかしてはるんで、石尾社長のところは強いなぁと思ってるんです。 |
松本 隆博
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伊藤社長は商品を卸すだけでなく、共同企画したらいいんちゃいます? |
伊藤社長
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あ、それ!ぜひそういうのをやっていきたいですね。 |
石尾社長
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そうですね!ぜひ挑戦してみたいです。 |
あとがき
お二人の対談をさせて頂いて、なんといいましょうか。 静と動、記念日と美の追求が合体したような、新たな可能性を大いに感じました。 ただ単に違う商品を合体させて一つのお店で売るのではなくて、さらなる挑戦と位置づけて、ひょっとしたら商品開発まで発展しそうな見事なコラボだと思います。 お互いとも、人様に夢を売る幸せな気持ちを提供するお商売ですから掛ける2倍以上、さらに掛ける2倍の効果が出ることを願っています。 ありがとうございました。 |
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